家族でも、知らないのが普通
親の財産がわからないとき、どう調べる?
最終更新:2026年9月7日
親の財産を把握していないことは珍しくありません。大切なのは金額を聞き出すことではなく、「どこに何があるか」「困ったとき誰に連絡するか」を確認することです。

最低限、把握したい情報
- 利用している金融機関・証券会社・保険会社
- 所有不動産と現在の登記名義
- 借入れ、保証、毎月の引落し
- 遺言書と重要書類の保管場所
預貯金・証券を調べる手がかり
通帳、キャッシュカード、郵便物、確定申告書、スマートフォンのアプリやメールを確認します。取引先が分かれば、相続人であることを示す戸籍などを用意して残高証明や取引履歴を請求します。
生命保険を調べる
保険証券や控除証明書、口座の引落し履歴を探します。契約先が分からない場合には、生命保険協会の生命保険契約照会制度を利用できる場合があります。
不動産を調べる
固定資産税の納税通知書、権利証・登記識別情報、売買契約書が入口です。ただし、通知書に非課税の土地などが載らない場合もあります。所在が分かれば法務局で登記事項証明書を取得し、名義を確認します。
借金や保証債務を見落とさない
ローン明細、督促状、カード、信用情報などを確認します。プラスの財産だけを見て処分すると、相続を承認したと扱われる可能性もあるため、放棄を考える場合は勝手に財産を動かさず専門家へ相談してください。
親への聞き方
「財産はいくらある?」では警戒されやすいものです。「入院したとき支払いに困らないよう、使っている銀行だけ教えて」「固定資産税の通知はどこに届く?」と、親を助ける目的から一項目ずつ聞くと話しやすくなります。
暗証番号やパスワードをサイトへ入力したり、家族間で無防備に共有したりする必要はありません。保管方法と緊急時の確認手順を決めましょう。